業界やその目的を問わず、映像を活用する企業は増えてきました。それは当然医療業界においても御多分に洩れません。では医療業界の中でも特に映像が活用されているのはどんな業界になるのでしょうか?
製薬業界での活用が目立つ
まず多いと言えるのは製薬業界でしょう。
製薬業界は、主に薬を扱っているわけなのですから、その薬に関しての説明や、その薬がどんな風に効いていくのかということを、医者や一般的な消費者に伝えていかないとなりません。
医者に伝えるのであれば、専門用語も通じるでしょうからそこまで苦労はないかもしれませんが、一般的な消費者に伝えるには、専門用語まみれではダメです。
それでは何も伝わらず、薬にとってすごく大切な安心感を与えることは出来なくなるでしょう。
だから動画を活用するのです。動画があれば、何がどこにどんな風に効くのか、どんな人にも分かるように説明することが出来ます。
たとえば3Dで人の身体の透過画像を作成して、そこに別の色で目立つようにした薬を流し込んでいく映像を作り、そしてそれがどんな風に効いていくのかを見せていけば、直感的にその薬の効き方が理解できて、安心感を抱くようになるでしょう。
そうやっていろいろな人に安心して手に取ってもらえるようになるのです。
介護業界でも映像の活用は多い
医療業界で次に映像の活用が多いのは介護業界でしょう。
介護業界は、比較的に幅広い映像の使われ方をすることが多いです。
マニュアルビデオの作成もあれば、あるいは施設のPRに使われることもあります。
マニュアルも、施設のPRも、イラストや文章で説明するよりも、動画を用いて説明した方がはるかにわかりやすいでしょう。
特に介護のマニュアルなんて言うのは、身体を使うマニュアルになりますから、動画で説明した方が何十倍も分かりやすくなるはずです。
たとえばイラストや文章で「右手を相手の身体の左腰付近に置く」と言われても、正確にどのあたりか分からなくなり混乱してしまいます。
しかし動画なら正確に位置が把握できるし、パッと見で真似することも出来るようになるでしょう。
だから、映像を活用することが多いのです。
医療機器メーカーも意外と活用が多い
その次に活用が多いと言えるのは、やはり医療機器メーカーになるでしょう。
基本的には製薬会社と同じように製品のPRに使われることが多いですが、医療機器メーカーの場合は、たとえばメンテナンス方法をビデオにしたりすることもあります。
医療機器というのは、医療に使う機器ではあるもののあくまでも機械になります。
だから、新しいものが来たら、たとえベテランの医者であってもどうやってメンテナンスしたら良いかわからないということもあるのです。
そんな中もし動画があれば順を追って何をどうしたらよいかが分かるようになるでしょう。
もちろんイラストを用いた資料などでも説明は出来ますが、手の細かい動きなどは、イラストを見てもよく分からないことは多いです。
でも動画だったら、何をどっちに回すとかも、すごくわかりやすく見えるようになるでしょう。だから、簡単にメンテナンスが出来るようになるのです。
映像を用いることで説明がよりわかりやすく、より効果的になるわけなのですから、これらの業界で積極的に映像が活用されるのは納得できる話でしょう。
